死後事務委任手続き支援
委任者（本人）が第三者に対して、本人が亡くなった後の葬儀、納骨、埋葬に関する諸手続きについて代理権を付与して、死後の事務を委任する契約をいいます。葬儀の手配、喪主の代行、納骨手続きや本人の死亡届や保険、年金関係等の手続きなど、死後事務の内容は多岐にわたります。
人が亡くなるとその方の葬儀や納骨、医療費の精算、住んでいた賃貸住宅の解約手続きなど様々な事務処理が必要になります。身近にそういった事務手続きを行ってくれる家族がいる方なら問題ありませんが、身寄りがいない方や身内はいるけれども遠方に住んでいて事務手続きができない方、身内の方がご高齢なのでそういった事務手続きができない方のために、第三者に事務手続きをお願いするという方もいらっしゃいます。
こういった死後の事務手続きを第三者に委任する契約を「死後事務委任契約」といいます。
最近では、事務手続きの精通している行政書士など士業に依頼するケースが増えています。
死後事務委任契約でできること
- 死後事務委任契約では、以下の手続きが可能です。
- 親族や関係者への連絡
- 死亡届の提出
- 通夜及び告別式、納骨、埋葬等手続き
- 葬儀の喪主代行
- 健康保険等、年金の資格抹消手続き
- 病院、介護施設等の清算、解約手続き
- 公共料金清算解約手続き
- 住民税、固定資産税など税金の納税手続き
- 遺品整理手続き
- 賃貸借物件明け渡し手続き
- SNSなどのアカウント解約削除手続き
- パソコン・携帯電話・スマートフォンなどの個人情報抹消手続き
契約締結方法
基本的には死後事務委任契約の締結方法は自由となっていますが、亡くなった後の重要な手続きを任せるという契約内容ですので、実務上「公正証書」での契約締結ケースが基本となります。
また、生前から財産管理や身上監護をお願いしてその後認知症になってしまった場合にもサポートしていく任意後見契約と同時に死後事務委任契約を締結することもできます。
死後事務委任契約に関する報酬一覧
基本報酬
| 死後事務委任公正証書起案作成 | 公正証書の起案作成と公証人への連絡を行います。 | １２８，０００円 |
|---|
その他の報酬
|
各行政機関への諸手続き |
死亡届の提出 |
９８，０００円 |
|---|---|---|
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病院・介護施設の清算手続き |
病院での死亡診断書の受領、施設の入居金等の精算、退去手続き等を行います。 |
１２８，０００円 |
|
葬儀の手配 |
お寺や宗派又は宗教等ご希望に沿ったとおりの葬儀（通夜・告別式）を行います。 |
９８，０００円 |
|
喪主の代行 |
１９８，０００円 | |
|
埋葬の手配 |
ご希望に沿った埋葬を行います。海洋散骨も可能です。（先祖の墓じまいを行う場合は別途費用が必要です。） |
９８，０００円 |
|
住居明渡し手続き |
不動産会社又は管理会社と連絡を取り、賃料清算と明渡し手続きを行います。 |
４８，０００円 |
|
遺品整理手続き |
提携している遺品整理会社に回収を依頼します。形見分けや寄付等のご希望があれば対応いたします。 |
３４，０００円 |
|
公共料金解約清算手続き |
電気・ガス・水道等の公共料金、NHK、新聞社その他の契約の解約手続きを行います。 |
１件あたり １９，０００円 |
|
住民税・固定資産税の納税手続き |
納税管理人として、死亡年度の税金の納税手続きを行います。 |
１件あたり １９，０００円 |
|
SNS・メールアカウント削除手続き |
SNS等の削除を行います。死亡に関する投稿を希望される場合は１件まで無料で投稿します。 |
１件あたり ２９，０００円 |
|
PC、携帯電話の情報抹消手続き |
パソコンや携帯電話、スマートフォンなどに記録されている個人情報を完全に削除したうえで破棄いたします。 |
１件あたり ２９，０００円 |
|
ペット引き渡し手続き |
残されたペットのご希望のお引き取り先に連絡して、お引き渡しまで対応します。 |
７８，０００円 |
※必要費用等実費がかかった場合には、別途ご請求させていただきます。
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